ブレーキキャリパー換装記
95年以降の400Rは、ライセンス品とはいえブレンボキャリパー(ライセンス品で有る事から「ヤマンボ」と呼ばれている。100mmピッチ)が標準装備となっているが、STDならび94年式の400Sは83mmピッチの2Pキャリパーが装着されている。 性能的に不満はなかったのだが、車両も製造より10年目を迎え、ところどころ草臥れてきた感があったので、これを機に換装してみようと思い立った。 が、しかししかし、先述の通り取付ピッチが違うので、既存のキャリパーを買ってきてポン付けとはいかない。 メーカーから出ているサポート込みの取付キットは(予算的に)頭になかった。今更このバイクで峠を攻めるとかクローズドでスポーツランっていうのも、正直もう飽きた感もあったので、そこそこ適当なモノが欲しかった。 同じヤマハ車でFZR250やTZR250(3XV)のキャリパーがポン付け出来るのは知っていたが、400に250のキャリパーを付けるという事に納得出来ないでいた。
そしてある日、面白いモノを見つけた。Nプロジェクトから出ている「キャリパーアダプター」(サポートと明記されてないのがまた(笑))というキャリパーサポートだ。 対象車種がXJR400とある。果たしてSTD対象なのか、R対象なのかは分らない。店員に聞いてノギスでフォーク側のピッチを計ってもらい、83mmという回答を得たので購入。3000円だった。 で、次にキャリパーを用意するのだが対象キャリパーがNC30ならびにMC21以前のNSRに装着されているホンダ純正ニッシンキャリパーだ。対象キャリパーが他メーカー純正というのもかなり異色ではないか。 「変なの」と笑いながらも、とりあえずはキャリパーを用意しないと始まらない。ここでヤフーオークションを活用する。 適合するキャリパーは色々と出品されているものの、どれも状態がよろしくない。汚れているだけなら洗えば済む話だが、ピストンが固着しているとなるとまた話は変わる。 ましてNC30もMC21も10年程前の車両。その付属品にいい状態を期待する私もどうだか(笑)
そんな私の目に一つのキャリパーが目にとまった。NC35のキャリパーだ。NC35もNC30も同系の車両だし、使えない事はないだろうと入札開始し、運良く安価にて落札。キャリパーが届く日を楽しみに待った。 しかし現実そんなに甘くはなく、届いたNC35のキャリパーで仮組みしてみるもキャリパー本体がディスクローターに干渉し、使えない事が判明。 これは後にNC30キャリパーをまた同じ方法で入手してから比べて分ったのだが、ボルトを止める位置からキャリパーのセンターの位置がNC35のモノの方が短く、これがディスクローターに干渉する原因になっていた。
今度こそ。そう思いながらNC30のキャリパーを仮組みをしてみる。どこにも干渉せずにホイールも軽く回る。やっぱり専用品は相応に造られている事を改めて思い知る(苦笑) 既存のキャリパーを外す前にフルードを抜き、キャリパーからホースを、マスターからホースを外していく。用意したメッシュホースをマスターに接続し、キャリパーに繋ぐのだが、取り回しが悪かったからか長さが足りないという笑えない非常事態に陥ったが、そこは取り回しを変えて事無きを得た。 上の写真が純正キャリパー、下の写真がNC30流用のものだが、見た目も大きく変わると実感。キャリパーも汚れてはいたが、状態が良かったので替えた価値はあった。